天界の秘義#17

作者: エマニュエル・スウェデンボルグ

この節の研究

  
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17. 第2節: 地はうつろで、むなしく、闇が淵の面にあり、神の霊が水の表面を動いていた。

再生前の人間は、「うつろで、むなしい地」と言われます。あるいは善も真理も植え付けられていない「土」です。「うつろ」は善のない状態、「むなしい」は真理のない状態です。したがって「闇」です。つまり主への信仰については、全く無感覚で無知です。霊的・天的〈いのち〉についてもそうです。このような人間を、主は預言者エレミヤをとおして、次のように描写されます。

「わが愚鈍なる民は、わたしを知らない。かれらは愚かな息子たちで、理解力がない。悪を行うことには知恵があり、善を行うことを知らない。地を眺め見よ。見よ、うつろでむなしい。天に目を向けても、天からの光はない」(エレミヤ 4:22, 23, 25)。

  
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