872. 「土のおもて」とは、教会のメンバーを指します。「土」は、人が教会になるときの最初の状態です。これは「土」の意味から分かります。それは前述のように、〈信仰の真理〉と善が植えつけられるため、その土壌である教会のメンバーが「土」と呼ばれました。創世記第1章で、それが「地」と呼ばれたのは、人が天的になる前のことです。第2章になって、人が天的になると、人は土になり、畑になりました。それは本章でも同じです｡
ここだけでなく、〈みことば〉ではどこでも同じく、「地」や「土」という単語から注目すべきことは、ただ内的意味のみです。「土」は普遍的な意味では教会を指します。教会を意味するとは、教会のメンバーを意味することになります。なぜなら既述のとおり、教会とは、教会に属する一人ひとりのメンバーだからです。
